iPadは、機種や個体にもよるでしょうが、気温が概ね10℃を下回ると充電できなくなることがあります。
以前、Apppleの無料アカウントでも一度作成したプロビジョニングが1年間使えたときは
ある程度の負荷をかけて本体を発熱させるアプリを作って、それを走らせながら充電したこともありました。
しかし、現在ではそれが7日で期限切れになるので、面倒です。
そこで、何か温める方法はないかと考えました。
例えば小さなホットカーペットとか、100V用のホットプレートに12Vくらい入れるとか。

あるとき、バイクのグリップに巻くヒーターのキットを見つけました(12V用)。
これには小さなフィルム状のヒーターが2つ含まれ、これをiPadの下に敷こうと思いました。
10℃以上になるようにほんの少し加熱すればいいので、最低限の電圧を探ったところ、3.3Vで大丈夫でした。
非接触温度計で測ると、室温+7℃くらいになっていました。

トランス式の5V1AのACアダプタが余っていたため、DC-DCダウンコンバータを通して作ったのが写真のものです。
入力電圧はもっと高くてもいいのですが、故障したとき加熱し過ぎになると困るので低い方が安心です。
トランス式なのでリップルが乗っていて、周期的にDC-DCの最低入力電圧4.75Vを切ってしまうかもしれませんが、
負荷がヒーターなので気にしないことにします。